浜田省吾といえば、硬派なロックや心にしみるバラード。
私の中でも「J.BOY」や「悲しみは雪のように」の印象が強くて、正直“踊れるハマショー”なんて想像もしませんでした。
ところが、2015年のアルバム『Journey of a Songwriter』で出会った「夜はこれから」。
初めて聴いた瞬間、思わず「えっ、これが浜田省吾!?」と声が出るくらいの衝撃でした。
まるでクラブミュージックのような浜田省吾
軽快なビートにのせて、体が自然に揺れてしまう。
四つ打ちのリズムは、まるでクラブミュージックのようで、普段の浜田省吾のイメージを大きく裏切ってきます。
けれど、ただ意外なだけではありません。
そのサウンドの奥に、やっぱり“浜田省吾らしさ”が息づいているのを感じるんです。
「夜はこれから」に込められたメッセージを感じて
歌詞に耳を傾けていると、「夜」は単なる遊びの時間ではないとわかります。
仕事が終わり、家族も寝静まった後の静かな時間。
「ここからが本当の自分の時間だ」──そんな大人の夜を描いているように聴こえました。
私自身も、疲れて帰った夜にこの曲を流すと、
「まだ今日を楽しめる」「人生はまだこれからだ」って、不思議と前向きな気持ちになれるんです。
他の名曲との違いが際立つ
「悲しみは雪のように」が心の痛みに寄り添う歌なら、
「夜はこれから」は心を軽く解放してくれる歌。
「もうひとつの土曜日」が切なさを歌うのに対して、
「夜はこれから」はワクワクと未来を示してくれる。
こうして並べてみると、浜田省吾の曲の幅広さに改めて驚かされます。
ファンとしての意外な発見
SNSでも「意外すぎる」「踊れるハマショー」と驚く声が多いけれど、
実際に自分も体験してみて納得。
静かに聴く曲が多い浜田省吾の中で、こんなにもリズムに体を任せられる曲があるなんて、嬉しい発見でした。
まとめ
「夜はこれから」は、浜田省吾のキャリアの中でも最も意外な一曲。
クラブミュージック風のダンサブルなサウンドと、大人の人生を肯定するメッセージが絶妙に混ざり合っています。
「浜田省吾にこんな曲があったの?」と驚く人にこそ聴いてほしいし、
一日の終わりに「よし、まだこれからだ」と思える、自分だけの夜を楽しむきっかけになる曲です。